ポーセリン・ペインティング
グループ・プルメリア
 
ポーセリン・ペインティング・グループ・プルメリアは1988年、手描きで磁器の洋上絵付けを楽しみたい数人の集まりからスタートしました。 同年、町田市にあった大丸デパートでささやかな展示会を開いて以来、少しずつメンバーが増え、有志を募って作品展や展示即売会を定期的に開催しています。

ポーセリン ペインティング(磁器の絵付け)について

磁器の絵付けは焼成温度や手順の違いで三つに大別されます
いずれも専用の絵の具を使い、高温で焼成しますので、食器として使用できます。

オン グレーズ
本焼きされた磁器の上に専用の絵具や金等を手描きで上絵付けして、800度C前後で酸化焼成します。

イン グレーズ
上絵付けで1000度C前後で酸化焼成し、絵の具を釉薬の中に沈みこませる方法をイングレーズ(またはシンク イン)と呼んでいます。絵の具が釉薬の中に入って、焼き上がりがつややかです。

アンダー グレーズ
下絵付けとよばれ、素焼きした磁器に絵付けをして釉薬をかけ、1000度C前後から1400度C位で焼成します。

ガラスにも絵付け
ガラス板やグラス、空き瓶等にはガラス専用の絵の具で絵付けし、600度C前後で酸化焼成します。

電気の窯が一つあれば
絵柄は様々で、有田、九谷等の和絵付け、ヨーロッパの伝統的な絵柄の洋絵付け、また自由にデザインした絵柄を焼き付けて、食器、インテリア、アクセサリー作りが楽しめます。

磁器の旅

日本の磁器は
17世紀のはじめに朝鮮の陶工、李三平が有田の泉山で磁器の原料の陶石を発見し、白磁染付の焼成に成功したと伝えられています。その後、柿右衛門らによって絵付けされた磁器は東インド会社を通じてヨーロッパに渡りました。高値の磁器はヨーロッパ諸国で富をもたらす貴重なものでした。

ヨーロッパでは
18世紀に入り、ドイツのザクセン王の命でベットガーが白磁を完成させるとたちまちヨーロッパ各地で磁器が焼かれるようになります。はじめは中国や日本の絵付けを模倣していたのが、窯業技術の進歩と洋画の技法により芸術性を高めていきました。